コラムメモ

電子書籍が”本”をデストロイする。

bookde

「電子書籍の発達によって出版敷居の低下が起こり始めています。勘違いしてもらっては困りますが、僕自身電子書籍反対派ではありません。電子書籍よりpaperのほうが良いと思う理由4つでも書いたように使い分けだと思っているので。

それでこの電子書籍の普及で、危惧していることがあってそれが

1.クソみたいな本が増える。

ご存知のとおり、従来、本の出版というのはそれはそれは敷居の高いもので、普通の生活を送っている人にとっては縁のないものでした。しかし、電子書籍の普及によって、変化が起こり始めています。それが出版敷居の低下です。

紙の本は基本的には出版社を経由して世に送り出されます。端的に言えば出版社は投資家みたいなもんで、売り上げを向上させるための方法をアドバイスしてくれたり(内容構成から文書校正まで)小売店に並べるための手はずなんかも整えてくれます。そりゃ、赤字こいて、涙目になるのは著者ではなくて、出版社の社員ですので。

当然、出版社のブランドも背負っているわけですから、生半可な本を出すことは出来ず、あらゆる準備が出版に向けて行われます。本ってそうゆう高尚なもので、それゆえ質の高さを保持し続けることが出来たのです。

でも、電子書籍というのは、この質の高さを瞬く間に破壊する可能性を秘めています。だって、そこら辺のポンコツが小遣い稼ぎ程度に出版することも可能になるわけですから。

まだポンコツによる出版は一般的とは言えません。がしかし、kindleで本を探しているとたまに見かけるのです。僕も試しに一冊買ってみたのですが、内容はひどいし、誤字脱字も多い。

無論、この手の出版を一括りにして、全部クソだと言うつもりはありません。なかには質の高い書籍もあるはずです。でも、質の低下と言いますか、クソ本が乱立することは否めません。

「おいおいなんでも新しいものを非難しやがって!クリエイティブ性の欠片もねぇな!」と罵る人もあるかもしれない。でも、出版敷居の低下というのは、国の政策でいう規制緩和みたいなもんだと思っています。

国だって願わくば規制なんてしたくないに決まっている。だって、自分たちの仕事が増えるのだから。それでも規制せざるを得ないのは、規制を取っ払って自由にしてしまうと、質の悪いものが無造作に世に送り出されてしまうからです。

食品なんて特にそう。規制がなかったら僕ら安心してご飯食べれませんよ。家だってそう、建築基準法を廃止したら地震で倒壊するかもしれない家に住むことになるかもよ。

僕も含め民間人の多くは規制が悪くて、規制緩和が良いものだと思いがち。でも絶対にそれは間違っている。絶対に。

2.ますますレビューの必要性が高まる

クソみたいな本が溢れはじめたら、ますますレビューの重要性が高まるでしょう。特にAmazonレビューははずせなくなってきます。

僕も大いにレビューを参考にして、購入するので偉そうなことは言えませんが、本の場合、レビューを見て買うというのは自分の頭で善し悪しを判断する力を衰えさせると思います。

美容品の場合は目に見えて身体に効果が出るので良いですが、いかんせん本は人の意見に左右されがち。「良い本だった!amazonで☆5つだもの!」となってしまうのは少し勿体ない。

速読はくだらないテクニックである。-精読のススメ-で書きましたが、本は書いている内容を知識として蓄える以外に考える力を養う効果もあります。

で、考える力というのは批評的に読もうとすればするほど身に付くと僕は思っていて、レビューが良いからいいものなんだと批評の目を用いずに読むと勿体ないなと思うのです。

お金と時間を無駄にしたくないという目的でレビューを利用する分には良いですが、それが内容の評価にまで刺さり込んでしまうのはどうかな・・・と。

もちろんレビューは悪いものではないですよ。僕も大いに参考にしていますので。

3.電子書籍の乱立は提供側で防いだ方が良いと思うよ。

最後に一つだけ。電子書籍を自由に出版できるようになって、うんこ本が乱立すると提供側の信用低下にも繋がると思います。提供側というのはAmazonとか楽天のことです。

メルカリだって、違反している出品物とか一生懸命削除してるじゃないですか。なんか自分のスマイルを売っているやつ見たことありますけども(笑)

質の悪いものが揃ってしまうと当然信用が落ちます。信用が落ちるというより欲しい情報まで行くのに、かき分けていかなければならない情報が多くなるので単純に面倒です。人間は複雑なことしたくありませんので・・・

だから、どっかで検閲しないと行けなくなります。検閲もただじゃありませんし、表現の自由に関するものに制限をかけると色々と騒ぐやつも出てきます。

確かに電子書籍の出版は夢があります。「恋空」(若い子は知らないかな?)みたいなもんで、趣味で書いた携帯小説が映画化されちゃった!なんてシンデレラストーリーも出てくるしょう。

でも、なんだかしっくりこないなぁ〜(笑)というのが僕の思いです。繰り返しますが、僕は電子書籍反対派ではありまてん。

あるぱか

あるぱか

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