読書メモ

スティーブ・ジョブズに学ぶプレゼンテクニック

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「プレゼン界の巨匠」ITのみならず、そのプレゼンテクニックにもスポットライトが当たり始めている。スティーブ・ジョブズに関連する本では、必ずと言っていいほどその卓越したプレゼンテクニックについて触れられています。

数ある書籍の中でもプレゼンにのみ、焦点を合わせた「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン-人を惹き付ける18の法則-」を読みましたので参考になった部分をいくつかご紹介します。

18の法則とありますが、全てが参考になるわけではないので、搔い摘んで紹介していくのと、「これは使える!」と思ったテクニックほど始めの方で紹介していくので。

1.プレゼンの構想は紙と鉛筆を使うこと。

プレゼンの資料をつくるとき、いきなりパワーポイントを開いて作業を始めている人はいないだろうか。字体やデザインを整えるのはあくまで後半で、そこに時間を費やしてはならない。

所詮パワーポイントやキーノートはメッセージを伝えるための媒体であって、重要なのはどうゆうストーリーでどうゆうアイデアを伝えるかです。

ジョブズも構想を練る時は絶対に紙と鉛筆を使うそうで、これは彼に限った話ではありません。TwitterやSquareの創業者として有名なジャック・ドーシーもアイデアは画面上ではなく紙と鉛筆でまとめるそう。▼Squareの構想が書かれた実際の紙

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まずは紙でストーリーとアイデアをまとめる。スライドに落とし込むのは最終行程で、その作業に大きな時間を割いてはいけないということです。

2.プレゼンは練習の賜物である。

スティーブ・ジョブズのプレゼンを見て「彼だからこんな魅力なプレゼンができるんだ・・・」と落胆する事なかれ。始めから完璧に事を成せる人なんていません。

たった5分のプレゼンのためにジョブズは何百時間も鏡の前で練習するそうです。だから、台本もいらないし、カンニングペーパーもいらない。ましてや、努力の裏付けがあるから緊張しない。

大事なプレゼンの前は、お風呂とかで何回も話す練習をするといいということですね。

3.「伝えたいことはなにか」を始めに伝える。

いわゆる目次というやつをプレゼンにも持ち込まないと、聴衆が聞くことに徹することができない。「今日伝えたいことは、三点あります。一点目は・・・」と冒頭で伝えることにより、プレゼンの目的を明確にできます。

これは普段の会話にも活用できます。例えば”結論から伝えること”はしっかりと情報伝達をする上でとても重要だと僕は思うのです。結論というゴール地点を先に示しておけば、その後話される情報は全て、ゴール地点を意識しながら聞いてもらうことが出来ます。

一方で結論を最後に持ってきてしまうと、与えられた情報がどこに着地するのかがわからないので、気が散ってしまい、言いたいことが上手く伝わらないという結果を招くことがあります。

話に筋道をつけてから本題に入っていくことが聴衆の理解度向上に繋がるのです。

4.スライドにあれこれ詰め込むな。

洗練を突き詰めると簡素になる。

名言ですね。スライドをつくる際についつい文字をいっぱり詰め込んでいませんか。プレゼンと言っても、商品の説明や企画の説明など多岐に渡るので一概には言えませんが、スライドの内容はシンプルであればあるほど良いと著者は言います。

極力を文字を減らして、写真を中心に使うこと。文字の部分はスピーチで補うことを心がけると良いそうです。

著者は言います。「メモの必要のないプレゼンこそ至高だ」と。

5.人間は同じことを10分しか聞いていられない。

話すテーマが3つある場合、一つのテーマにかける時間は10分以内に設定すること。人間は一つのテーマについて10分間しか集中を継続することができず、10分を超えると急激に集中力が落ちるそうです。

6.アナロジー(類推)を積極的に使用すること。

説明したいことが複雑であればあるほどアナロジーが必要となります。例えば初代IPODの発表のとき、その魅力を伝えるためにジョブズは

1000曲をポケットに。

というフレーズを使いました。IPODの容量は当時で5GBあったそうですが「なんと容量は5GB!」と伝えても、ピンッと来る人はいません。特に、ある事柄を数字で強調したい場面ではアナロジーが大きく役に立つ。

数字をあれこれ並べ立ててもうんざりしてしまいますから・・・「東京ドーム30個分です。」というようなアナロジーを使えば、イメージがつきやすく、印象に残るプレゼンが出来ます。

7.簡素な言葉でしゃべる。

ジョブズのプレゼンを見ていると、とにかく言葉が簡素です。「めちゃくちゃ凄くない!?」「クールだろ?」「つなぐ。シューン。おしまいだ!」語彙力の欠片もありませんがプレゼンに限らず簡素な言葉は、相手の理解度をあげます。

あと専門用語の多用!それと日本限定で言えば横文字!(ローンチとか使われるとぶっ殺したくなる。)は聞き手の理解度を下げるのでやめた方が良い。

8.敵役を導入する。

全てのプレゼンに当てはまらないと思いますが、プレゼンをする時は倒すべき敵役を導入すると聴衆の興味を惹くことができるそうです。例えば、IPHONEの発表のとき、ジョブズが敵として設定したのは、BlackberryやNokiaなどの旧スマートフォンです。

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「だってこれじゃボタン押しづらくない!?だからIPHONEではタッチスクリーンを採用したんだよ!」という流れで旧スマートフォンを激しく攻撃しています。

こうやって敵役をやっつける救世主を演じることで、製品の魅力などを強く印象づけることができます。

9.まとめ:要するに聴衆に負担をかけないプレゼン=良いプレゼン

色々書いてきましたけど、全体を簡単にまとめると、聴衆に負担をかけないプレゼンというのは聴衆の理解度も高く、強いインパクトを残せるよということです。

繰り返しますが

洗練を突き詰めると簡素になる。

ということです。なにかを相手に伝えたい!という強い思いを持ってプレゼンの準備にとりかかれば必然とシンプルなものが完成するんじゃないの?というのが、「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン」を読んで強く思ったことです。

あるぱか

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