読書メモ

読書は「古典中心」がオススメな理由

古典

古典というとなんだか難しいイメージが先行し、なかなか手が伸びない人もいるのではと思います。

もちろんジャンルにもよるし、手に取る本にもよるのですが、現代の書籍よりも難解なものが多いのは確かです。

それでも読む価値は大きい!。その理由をいくつかお話ししてみたいと思います。

1.時代の風雪に耐えてきた

人々の関心を集められないものは、本に限らず自然淘汰されるのが世の常。

そして、生まれた時代によって、人間がもつ価値観や常識というのも大きく変わるものです。

これらの摂理に数百年、数千年抗い、読まれ続けているのが古典であり、そこに大きな価値があります。

時代・場所が変わっても通用することは、今後も通用する。

対して、風雪に耐えることの出来ない本というのは、一時的な効果しか持たないことが多いのです。

2.安心して読むことが出来る。

僕の中では結構これがデカい。

真実は必ず普遍性を帯びています。普遍性というのは、どんな時代でも、どんな環境でも適用できる考え方のことです。

では、なぜ古典が真実を語っていると言えるのか?

上記に書いたとおり時代の風雪に耐え、数百年以上も読まれてきているからだ。

1000年前でも、現代でも通用する。

普遍的なものは、時代の影響を受けない。自然科学と同じなのである。

火がつく原理は、1000年後も変わらないのであって、それを疑う人はいないであろう。

古典も同様である。現在、古典的名著として挙げられている書籍は、恐らく1000年後も読まれ続けているであろう。

本の中には、疑って読まないと自分自身に害を与えかねないものも紛れ込んでいる。特に最近は、出版の敷居が下がったこともあって、その手の本は多い。

その点、古典は安心して読むことが出来る。

3.人生において大事なことを知ることが出来る。

古典というのは、善き人生を送るための処方箋みたいなものである。

例えば

無知の知 -ソクラテス-

無知の知とは

「私はなにも知らない未熟者であるということだけは知っている。」という、書籍”ソクラテスの弁明”で放った彼の名言である。

この言葉は、自分の知的傲慢な態度を控えさせてくれる。

その他にも

1日があなたの意図したとおりに進捗した日が何日あったか? -セネカ-

意識しながら日々を過ごすこと。の重要性を考えさせてくれる言葉である。

ちなみにこの言葉は、セネカの”生の短さについて”という本に書かれている。

以上は、ほんの一例であるが、自分を戒めてくれる言葉が、古典にはてんこ盛りなのである。

4.読みづらさが良い

古典の敷居を高めている最大の原因でもある。最近は光文社などから、読みやすさ重視の古典も出版されているが、それでも新書などよりは遥かに読みづらい。

ただ、この読みづらさがとても良い。

なぜなら1回読むだけでは理解できないから。だから反復して読む必要が出てくるのである。

出版された時代を問わず言えることだが、良著を1回読んだだけで終えてしまうのは本当にもったいない。

特に古典は最低2回は読まないと、全く頭に入ってこない。なんどもなんども読んで、内容の繋がりを見つけていくのだ。

5.理解できたときがめっちゃ嬉しい

古典というのは、抽象→具体に論を展開することが多い。

だから、前半部分で「はっ?何言ってんだこいつ?」となることが結構ある。

古典を楽しめるかどうかは、ここで諦めず、踏ん張って読み通せるかが重要なのです。

抽象的な概念を一発で読む砕くことはほぼ不可能

でも、その後に出てくる例示などで、「あぁ〜この抽象概念はこうゆうことを意味してたのかー!」と、脳にびびっとくる瞬間がある。

そして、2回目に読むときには、全く理解できなかった前半部分を容易に読み進めることができるようになっていることがある。

これが本当に気持ち良い。

6.まぁ結局は、ただ単純に面白い

古典だからという掛け値なしに、内容が面白い。

読んでで、「あ〜なるほどなぁ・・・」と思わされることが多々ある。

ちなみに、オルテガの”大衆の反逆”はとってもオススメ。

補足メモ1

古典と言っても、哲学から文学まであるのですが、今回は主に哲学系を取り上げました。

補足メモ2

古典(哲学系)を読み始めたい!と思ってくれた方。以下の本がとっつきやすい(読みやすい)のでおすすめです。

  • 自由論(JS・ミル)
  • 市民政府論(ジョン・ロック)
  • 社会契約論(JJ・ルソー)
  • ソクラテスの弁明(プラトン)
  • クリトン(プラトン)
  • 生の短さについて(セネカ)
  • 怒りについて(セネカ)
あるぱか

あるぱか

投稿者の記事一覧

いつもご購読ありがとう!クソみたいなブログだからもう閉じてえぇで!

関連記事

  1. foodbank チャールズ・E・マクジルトンの哲学
  2. unger 古代ローマの哲学者セネカに学ぶアンガーマネジメント
  3. DeNA 「不格好経営」から見える南場智子の魅力
  4. sina 「しなやかな日本列島のつくりかた」を読んで思うコト
  5. write 読み手を動かす文書の書き方4ステップ
  6. 原因を推論する 原因を推論する”政治分析方法論のすすめ”は紛れもない名著
  7. mondou ソクラテス式問答法は完全無欠の議論法
  8. child-poverty 子どもの貧困から目を逸らすな

ランキング

ピックアップ記事

  1. k-sim
  2. blog-speed
  3. deflation-problem

ピックアップ記事

  1. k-sim
  2. blog-speed
  3. deflation-problem

おすすめ記事

k-sim 格安SIMの基礎知識

最近流行りの格安SIM。当ブログでも度々取り上げてきましたがとのお叱りのお言葉を頂き…

PAGE TOP