コラムメモ

豊洲新市場汚染水問題は”食の安心”を脅かした。

toyosu

安全と安心は違う。この問題は、”安心”を大きく傷つけた。小池よ、本当にそれで良いのか?

僕は率直にこう思う。今回の問題(問題かどうかもまだわからないが)がここまでマスコミの餌になっているのは、間違いなく小池都知事が移転問題に待った!をかけたからだ。

この小池(善)VS都職員(悪)の対立構造に国民は熱狂し、今も小池を善とする報道が大半を占めている。しかし、国民よ。本当にそれで良いのか?

今回は、安全面(有害物質があるか田舎)が問題ということで小池都知事も延期を決めたわけだが、このご時世、安全性のない食品なんて出回るわけがない。

ここは日本だ。そして、東京なのだ。東京には市場に出回る食品を検査する市場衛生検査場というチェック機能も備わっている。有害物質まみれになった食品を流通させるわけがなかろう。そんなことをしたら、都庁そのものの存在すら揺るぎかねない。

現在、様々な調査が入っており、今後も面白おかしく報道されるであろう。しかし、東京都職員はそれをみて「いや違うんだってば・・・話をちゃんと聞いてくれよ・・・」と絶対思うことでしょう。

小池都知事が導火線に火をつけた豊洲新市場汚染水問題、マスコミはますます加熱し、豊洲市場の”安心”を脅かすことになる。

安全と安心は違うのである。”数値が基準内でした。”と報道されても安心は回復されない。いわゆるイメージだ。今回の一件で、豊洲新市場の職員に対するイメージは最悪となってしまった。この悪いイメージを払拭するには、時間の経過を待つしかない。時間の経過を待って、国民の記憶から消えるのを待つしかないのである。

「でも、移転しなければイメージを保てるのでは?」

そんなことできるわけがない。移転の準備に現在までどれだけの金額がかかっているのと思う?既に2000億近いお金が費やされているのだ。今更、中止できるわけがない。

そのお金は、市場業者が収めたもの(都民の税金は使われていません。)なので、関係者が納得するわけがない。

だから、小池都知事が待った!をかけた意図がわからないのだ。中止にするならまだわかる。しかし、前述したとおり中止は不可能であり、移転は必ず実行されることになる。移転が今年になるのか来年になるのかの違いだ。

このわずかな差のために、小池は市場に出回る食品の安心を著しく傷つけた。都のトップとして本当に正しい行動なのであろうか?理にかなった行動なのであろうか?

僕は、大きくニュースで取り上げられた事件を間近で見たことがあるが、報道されている内容と現実には大きな乖離があることをそのとき強く感じた。

悪の元凶のように取り上げられる彼らは、本当に誠実で一生懸命に仕事をしている人間であり、面白おかしく報道されることに、唇を噛み締めていた。「違うんだ・・・ちゃんと僕らの話を聞いてくれ・・・」と。

説得力には欠けるが、今回の移転問題も同じような感じだと僕は思っている。

小池都知事が投じた火種、僕は絶対に東京都にとってマイナス効果しかないと強く思う。部下を無意味に刺した罪は大きい。

○簡単なQ&A載せておきます。(大事なとこだけ)

Q1.なぜ移転するのか?

A1.築地市場に衛生面の問題などがあるから。流通量が増え、冷蔵まで時間がかかる食品も出てきた。だから移転が決まった。


Q2.今のところで建て替えればいいのでは?

A2.その通りです。ただ立て替えには20年ほどの時間がかかることがわかりました。これでは営業に支障がでるので、市場関係者との話し合いで移転が決まりました。


Q3.税金が投入されていないって本当?

A3.本当。受益者負担ということで、市場関係者の稼ぎなどで賄われています。


Q4.豊洲への移転が取り消されることはないの?

A4.あり得ない。数千億円のお金を市場関係社が賄っているのに、「はい、やめます〜」なんて言ったら市場関係者が暗殺部隊を都に送ることでしょう。


Q5.移転は誰が決めたの?

A5.都と市場関係者です。なので、取材で「市場には反対だよ。」なんて抜かしている市場関係者がいたら、そいつは間違いなくオタンコナスです。

あるぱか

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