コラムメモ

なぜアメリカのサービスだけが世界を席巻するのか?

amekou

「Google、iphone、twitter、facebook」

僕らの身近にあるサービスのほとんどがアメリカ発のものであることを、皆さんも薄々感じているのではないかと思います。

サービスだけじゃなく、音楽やスポーツも全部アメリカ、アメリカ、アメリカ。アメ公ってやっぱ優秀だなー!と西洋崇拝がさらに高まるわけですが、僕はこの原因が能力の差にあるとは思っていない。

もちろん、優秀な人間がなにか成し遂げたいと決意してアメリカに渡ることはよくあることで、優秀な人間が集まっているというのも事実。メジャーリーグなんて典型じゃないですか。ダルビッシュもマー君もイチローもさらに高みを目指して渡米しているわけですから。

で、なんでアメリカのサービスが常に世界を席巻してジャップ製のサービスがそうならないかというと、一言で人種の多様性があると思っています。

1.それは価値観の多様性ではない。

この手の話で良く言われるのが色々な価値観を持った人がたくさんいるからアイデアが化学反応を起こし・・・というもの。確かにそれはあると思うけど、これではなぜ音楽業界においてもアメリカが世界を席巻しているのかが説明出来ない。

ただ、そのサービスを世界に浸透させるうえで、人種の多様性が持つ力は絶大だと思う。日本人が別の国にサービスを広めようと決めたとき、まず理解しなければならないのは輸出国先の文化で、その理解が無ければ十中八九計画は頓挫する。

実際の話なのですが、日本の代表的な食文化であるラーメンをドイツで提供すると、どうなるか。多くの人がスープを飲干して麺を残すそうです。(ドイツ人はラーメンをスープものとして認識するとか。)日本だったらあり得ないことです。

また、ラーメンを食べる時に必須なのがお水。日本はタダですが多くの国では有料なので、そうゆう部分にも配慮が必要となってくる。つまり、グローバル展開を行うには異国の文化を細部まで理解する必要があるわけです。

この点でアメリカに勝る国はない。なぜなら、人種のるつぼだから普通にサービスをつくりあげるだけで、自然と世界に通用するものが出来上がることになる。

でも、アメリカのサービスが世界を席巻する本当の理由はこれではない。僕の考える本当の理由は

2.各国への伝播スピードの速さ

だと思う。どうゆうことか言うと口コミでのサービスの広がり方が自国内に留まらないのでは?というコト。

例えば、日本があるサービスを開発して自国で流行ったとする。でもその盛り上がりのほとんどは自国内で完結してしまう。なぜなら、同一民族が圧倒的に多い日本では口コミの広がりが海を渡っていかないから。

これがアメリカだと、自国内に多くの人種がいて、ひとたび口コミに火がつくと、たちまち海を渡って伝播していく。アメリカに住むオランダ人から、オランダに住む友人へ。アメリカに住むインド人から、インドに住む家族へ。という風に。

これこそがアメリカでの普及=世界の普及と言われる所以だと僕は思っています。だから、アメリカ人が極端に優秀とかじゃなくて、単純にサービスが各国に伝搬しやすい環境が整っているだけだと思います。

日本にだって世界に通用するサービスいっぱいあると思いますよ。でも、伝搬させるための環境が脆弱なので、企業が広げよう広げようと躍起になっている間に市場を奪われたりするのではないかと。

じゃあどうすれば良いかというと、日本じゃなくてアメリカでサービス開発をすれば良いと思うんですよ。SONYなんかは、新製品の発表を日本ではなくアメリカでやったりしてますよね、あれで良いと思います。

大は小を兼ねるわけで、最初からアメリカを中心にしてサービスを開発することで自然と世界基準のものがつくられることになる。日本での普及はその後で良し、「アメリカを席巻した日本のサービス!」ってブランドがあれば、西洋崇拝のジャポンはすぐ飛びつくでしょ。ポケモンGOはその典型ですよね。

ゲームシステム自体に魅力を感じた人なんて10%もいないんじゃないですか。ただ天下のアメリカ様が日本のポケモンに夢中になっている!よし!俺もやろう!ってのが大半ですよね。(僕も同じです!)

別にポケモンGOなんて日本でつくろうがアメリカでつくろうが、質の差はでないはずです。第一、ポケモンGOをプレイして「さすが世界レベルのサービスだぜ!日本人にコレはつくれない!」なんて感じましたか???

なのに現にポケモンGOは世界を席巻した。なぜ世界を席巻できたのか?アメリカでつくられたからです。ただこれだけ。

全く同じサービスを韓国で開発、展開していたら全く流行らなかったと思いますよ。だからサービスの質じゃないんですよ。アメリカ様のつくるサービスが他国に比べてハイクォリティということではなくて、アメリカでつくられたサービスというのは広がり方が異常なだけ。言うなればシャンパンタワーみたいなもんですよ。

syanoen

上部に注ぐだけで、末端までサービスが広がっていく。酒の銘柄は日本もアメリカも同じ。同じドンペリなんですよ。でもそれを注げる位置が決定的に違う。アメリカはてっぺんから注げるから全てのグラスを酒で満たすことが出来る。一方、日本は一番下のグラスにしか酒を注げないから、質はいいのに一つのグラスしか満たすことが出来ない。

これが僕の思う「アメリカのサービスが世界を席巻する理由です。」

極端な話、日本国を解体して全員アメリカに移住したら日本人開発の世界的なサービスがバンバン出来上がると思いますよ。

あるぱか

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